“期待するな!!”そう昨日から自分に言い聞かせるのだが、 期待せずにいられる訳がなく、約束の11時を前に一人でウキウキしていた。 11時50分。バイラジャさんと連れ立って、待ち合わせのGPO(中央郵便局)前へ向 かった。 到着し、バイラジャさんは彼女の姿を探す。 テンポ(三輪タクシー)の影から現れた彼女とご対面!!、、、、。 (ここでは感想を控えよう。) 彼女の名は“ソシ”。色鮮やかな水色のクルタスワール(インドバンジャビ地方の民族衣 装)に身を包み、鼻の窪みに金色のピアスをしていた。 “おはようございます。” バイラジャさんの教え子だったソシは、極簡単な日本語が話せるようだ。 レストランで少し話した後、カトマンズの南にあるカーリー寺院へ向かった。 そこでは多くの参拝者がヤギや鶏を生にえとして持参していた。 ヒンドゥーの神、カーリー女神の像を前に、生にえたちは首を刎ねられ血が滴り落ちる。 そう言った風習の無い日本人の自分には、その光景はかなり残酷に映った。 ソシとの会話の中で、彼女はよく踊りに行くと言っていたので、夜にDiscoに行くことに した。 Discoの設備は日本と然程変わりは無かったが、国王の死後、危険回避のため、ネパール 人も夜間の外出を控えている様で、以前は超満員になると言っていたDiscoもこの日の客 は10人前後と寂しかった。 残念ながらソシは、タイプでは無かったが、ネパール語、英語、日本語の飛び交う楽しい 時間を過ごせた。 |